ミリ単位で正確な三次元立位修正が可能なフレーム修正機。

車両のステップ4か所を完全固定することにより、前後左右上下あらゆる方向に引き出せる事が出来ます。引き出し用のタワー（油圧ポンプ式）は最大１０ｔの引き出し能力で強力に引き出し作業が可能です。ステップ部分の固定が不可能な車両（一部ＢＭＷなど）でも専用のアタッチメントで対応が可能です。

損傷部位を正確に測定出来ますので、車体側の寸法のズレなのか足回りの損傷なのかが正確に解りますので、余計な出費も抑える事が出来ます。

フレーム修正機は、損傷の中でも、事故等による大きな衝撃により車体のフレーム（骨格）が歪んでしまったり ヘコんでしまった場合などに使われます。

最近の車は、衝突安全ボディーになっているため 運転者の命を守ることが第一となっており、運転席部分を強くし、衝撃をその他の部分で 吸収しようと段階的に弱く（やわらかく）作られています。

そのため、事故等にあうと歪んだり、曲がってしまったりボディは大きな損傷を受ける場合があります。フレーム修正機では、ボディ全体が動かないように固定し、 付属のタワーのチェーン、クランプなどで事故車のボディ変形部分を修復（引き出す）します。

まずは、歪んだ部分を計測して修復し、部品がしっかりと装着できるように修復します。その正確な位置計測の為にもボディ計測器は必要不可欠なのです。

また、足回り関係のフレームの修正をしておかないと「まっすぐ走らない」車になってしまいます。そして、 安全性、強度を十分に確保することはもちろん、剛性（ねじれ、ずれ　に対する弾性）も考慮します。

例えば、走行中にカーブを曲がるときは車体は、よじれています。このように、ボディが よじれないとカーブを曲がりきることができません。 左右の剛性バランスにも気を使わないと左右で曲がるフィーリング違った車になってしまいます。

このように、目に見えない部分での修理が非常に大切なのです。 いくら高価で精度のいいフレーム修正機があっても、最終的には操るのは人間です。

ボディを熟知した経験豊富なテクノボディのスタッフにお任せ下さい。